日本の英語教育界隈にケンカを売るようなタイトルですが、実際に単語帳を使った単語学習にはいくつかの問題点があります。
それは「コンテクストの不足」と「実際に使わない発音の暗記」です。
「コンテクストの不足」ですが、単語を覚えるときにその使い方を知るためには、ある程度のコンテクスト(文脈)を伴った使用例が不可欠です。
これがないと、どんな場面で、どんな感情で、どんなことに対してその単語を使えばいいのか全く分からないまま暗記することになり、一見似たような意味でも全く違うニュアンスを持った単語を見当違いの場面で使ってしますようなことが起こってしまいます。
これを回避するにはたくさん生の英語に触れてその使用例を蓄積していくしかありません。
また結局このプロセスの中で知らない単語も覚えていけるので、わざわざ単語帳で無駄に学習するのは二度手間になってしまいます。
次に「実際に使わない発音の暗記」ですが、ぶっちゃけ実際使われる生の英語の発音で、単語帳に書いてある発音と同じように発音するものはほぼありません笑
実際は音があいまいになったり、そもそも発音しない音が出てきたりと、かなり元の発音とかけ離れているのです。
「単語帳で発音を覚えたのにリスニングだと全然聞き取れない」という問題はこのような理論と実践のギャップによって生じるのです。
この問題を解消する方法も、結局たくさんの音声を聞くしかないので、単語帳で発音を覚えることは、二度手間になります。
以上の理由から、単語帳で単語を暗記するのはお勧めしないのですが、注意してほしいのが、「単語帳を一切使うな」というわけではないということです。
ごく限られた場合にのみですが、単語帳を使ってもよい場合があります。
それは「学習のごく初期段階で、何も単語がわからない場合」と、「単語帳を重要な単語の索引として使う場合」です
まず「学習のごく初期段階で、何も単語がわからない場合」ですが、これはgoやyes、appleのような本当に基本的な単語がわからない状態を指します。
具体的には以下の単語帳に収録されているレベルの単語ができればこのレベルは卒業でしょう。
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次に「単語帳を重要な単語の索引として使う場合」ですが、これはあなたがもしも何か特定の試験(受験やTOEIC)などの対策をしたい場合、試験には必ず「よく出る重要単語」というものがあります。
このような試験の対策であっても、単語の暗記自体は過去問や対策問題集の文章を読む中で覚えていくのが良いのですが、その際に効率を上げるためには「ある単語が試験に頻出なのか、重要なのかを判別できること」が重要になります。
そこで、単語帳を暗記のためではなく、問題集の文章で知らない単語を見たときに、その単語が単語帳に乗っていたか否かを判別できる程度の知識を付けるために使ってほしいのです。
ですので、単語帳を使う目標は、「この単語見たことある!」という感覚をつかめるようになることになります。
というわけで、今回は以上です。


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